骨は、生体が重力にあらがうために必要不可欠な脊椎動物特有の身体支持器官であり、カルシウムなど生命維持に必須なミネラルの代謝を司る重要な生命システムです。骨は、常に古い骨が取り除かれ、新しい骨に置き換えられることで、その強靭さを保っています。本研究室は、骨を構成する細胞の機能を生体レベルで明らかにすることで、骨の動的な恒常性維持機構と破綻メカニズムを理解し、革新的な治療戦略の確立を目指しています。
平成28年度3月より、中島友紀教授が就任いたしました。
なお、前任の高柳広教授は、東京大学大学院医学系研究科 病因・病理学専攻 免疫学講座 免疫学教室に移られました。
高柳広教授の研究室のホームページはこちらよりご覧下さい。
2017年8月: Sci Repに論文が掲載されました
2017年6月: J Dent Resに論文が掲載されました
2017年6月: 中島友紀教授が日本骨代謝学会尾形学術振興賞を受賞しました
2016年8月: 小野岳人助教が第13回 Bone Biology Forum において
Outstanding Poster Award に選出されました
2016年6月: 小野岳人助教が「第37回 日本炎症・再生医学会」において優秀演題賞に
選出されました
2016年5月: CLINICAL CALCIUMの特集をゲスト編集しました
中島友紀:巻頭言:骨免疫学~境界を越えて~
CLINICAL CALCIUM 26(8) 659-660 (2016)
2016年5月: CLINICAL CALCIUMに総説が掲載されました
小野岳人:骨免疫学 オーバービュー
CLINICAL CALCIUM 26(5) 661-669 (2016)
2016年4月: J Med Genetに掲載されました
中島友紀:骨硬化性骨幹端異形成症の原因遺伝子を発見【プレスリリース】
2015年12月: 平成27年度革新的先端研究開発支援事業(AMED-CREST)
「メカノバイオロジー機構の解明による革新的医療機器及び医療技術の創出」
に新規採択されました。(中島 友紀)
2015年8月: CLINICAL CALCIUMに総説が掲載されました
中島友紀:骨リモデリングと歯周組織の恒常性
CLINICAL CALCIUM 26(8) 124-132(2015)
2015年8月:分子リウマチ治療に総説が掲載されました
中島友紀:骨破壊におけるRANK/RANKL
分子リウマチ治療 vol,8 no.3 2015 44-48
2015年6月:中島友紀准教授が日本骨代謝学会学術賞を受賞いたしました
2015年6月: FOOD STYLE 21に総説が掲載されました
中島友紀:骨研究の最前線〜骨を基軸とした多臓器連関システム〜
FOOD STYLE 21 2015/6 Vol.19 No.6 44-47
2015年6月: CLINICAL CALCIUMに総説が掲載されました
中島友紀:骨細胞の多彩な機能
CLINICAL CALCIUM 25(6) 899-905(2015)
2015年5月: 「骨ペディア」(羊土社)が完成いたしました
2015年1月: CLINICAL CALCIUM に総説が掲載されました。
中島友紀:骨細胞による骨リモデリングの制御
CLINICAL CALCIUM 25 (1) 21-28 (2015)
2014年10月: カレントテラピーに総説が掲載されました。
中島友紀:骨細胞による骨モデリングの制御
2014年7月: CLINICAL CALCIUM に総説が掲載されました。
中島友紀:骨転移とRANKL
CLINICAL CALCIUM 24 (8) 1201-1208 (2014)
2014年7月: 季刊 腎と骨代謝 に総説が掲載されました。
中島友紀:骨細胞−骨代謝の司令塔
季刊 腎と骨代謝 VOL.27,NO.3 191-197 (2014)
平成26年度ノバルティス・リウマチ医学賞を受賞しました(中島 友紀)
2014年6月: CLINICAL CALCIUM に総説が掲載されました。
中島友紀:骨構成細胞のカップリングとコミュニケーション
CLINICAL CALCIUM 24 (6) 853-861 (2014)
2014年5月: 実験医学 増刊号 に総説が掲載されました。
中島友紀:RANKLの多彩な作用
実験医学 増刊号 32 (7) 1017-1026 (2014)
2014年4月: CLINICAL CALCIUM 24(4) 2014
特集「骨と幹細胞」を企画編集しました。(中島 友紀)
2014年4月: CLINICAL CALCIUM に総説が掲載されました。
林 幹人:造血系細胞から分化する破骨細胞の分化制御
CLINICAL CALCIUM 24 (4) 487-500 (2014)
2014年4月: 季刊 腎と骨代謝 に総説が掲載されました。
中島友紀:骨細胞による骨制御
季刊 腎と骨代謝 VOL.27,NO.2 139-146 (2014)
2014年1月: 季刊 腎と骨代謝 に総説が掲載されました。
中島友紀:乳癌の骨転移病変とRANKL
季刊 腎と骨代謝 VOL.27,NO.1 15-23 (2014)
2013年12月: ビタミンDと疾患(改訂版)- 基礎の理解と臨床への応用 -に
総説が掲載されました。
中島友紀:ビタミンDと骨免疫学
2013年12月: THE BONE に総説が掲載されました。
林幹人:セマフォリンシグナルによる骨代謝調節
THE BONE vol.27 no.4 2013-冬号21 (379)-25 (383)
2013年12月: 口腔病学会雑誌 に総説が掲載されました。
中島友紀:骨リモデリングの制御機構
2013年10月: CLINICAL CALCIUM に総説が掲載されました。
中島友紀:ストレスと骨の細胞間コミュニケーション
CLINICAL CALCIUM 23 (11) 1595-1603 (2013)
2013年10月: 平成25年度 戦略的創造研究推進事業(さきがけ)に
新規採択されました。(中島 友紀)
2013年9月: THE BONE に総説が掲載されました。
中島友紀:骨細胞による骨吸収の制御 THE BONE vol.27 no.3 2013-秋号
49 (289)-57 (297)
2013年7月: 「第34回日本炎症・再生医学会」において林 幹人助教が優秀演題賞に選出されました。
演題名:「破骨細胞分化に必須な転写因子 NFATc1の標的遺伝子の解明」
2013年7月: Medical Science Digest に総説が掲載されました。
中島友紀、高柳広:骨細胞による骨恒常性の制御 Medical Science Digest 39 (8) 353-356 (2013)
2013年5月: ファーマナビゲーターPTH編(単行本) に総説が掲載されました。
中島友紀、高柳広:骨吸収作用 ファーマナビゲーターPTH編 46-54 (2013)
2013年4月: 日本臨床、実験医学 に総説が掲載されました。
中島友紀、林幹人、高柳広:骨細胞による骨吸収調節機構 日本臨床 増刊号71(2) 121-125 (2013)
中島友紀、林幹人、高柳広:骨リモデリングの制御機構 実験医学 31 (6)
842-848 (2013)
2013年3月: 内科、実験医学 に総説が掲載されました。
林幹人、中島友紀、高柳広:セマフォリンによる骨代謝 内科 111 (4) 711-715 (2013)
中島友紀、林幹人:Semaphorin 骨粗鬆症治療 12(1) 54-57 (2013)
林幹人、中島友紀、高柳広:セマフォリンによる骨代謝 実験医学 31 (4) 510-514 (2013)
2013年2月: リウマチ科、CLINICAL
CALCIUM に総説が掲載されました。
中島友紀、林幹人、高柳広:骨疾患の治療標的としてのWnt シグナルリウマチ科 49 (3) 363-368 (2013)
中島友紀:骨構成細胞による骨恒常性の制御 CLINICAL CALCIUM 23 (2) 218-228
(2013)
2013年1月: Bone に総説が掲載されました。
O'Brien CA, Nakashima T,
Takayanagi H. Osteocyte control of osteoclastogenesis. Bone Jun;54(2):258-63 (2013).
授業科目の教育内容および講義日時
細胞の生存、死、増殖、分化など、細胞機能の根幹を制御する細胞内シグナル伝達の基本メカニズムを理解することによって、生命科学の基礎を学びます。さらに、細胞内あるいは細胞間のシグナル伝達の異常と病態との関連を理解し、疾患治療の分子生物学的基盤を学びます。
参加可能プログラム
・大学院講義
毎週金曜日12:00〜14:00(M&Dタワー8階 N-816 研究室3)
・大学院特別講義
〈平成29年度〉
・池川 志郎 先生(理化学研究所 統合生命医科学研究センター
骨関節疾患研究チーム・チームリーダー)
2017年9月14日(木) 17:30〜(M&Dタワー2F 共用講義室1)
「単一遺伝子病の原因遺伝子の解明:骨関節疾患を中心に」
・高柳 広 先生(東京大学大学院 医学系研究科 免疫学講座 教授)
2017年10月5日(木) 17:30〜(M&Dタワー2F 共用講義室1)
・妻木 範行 先生(京都大学 iPS細胞研究所(CiRA))
2017年10月12日(木) 17:30〜(M&Dタワー2F 共用講義室1)
「軟骨発生・分化の理解と軟骨疾患治療方法の開発」